📕「異邦人(いりびと)」原田マハ(#1842)


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「美」は魔物ーー。
たかむら画廊の青年専務・篁(たかむら)一輝と結婚した
有吉美術館の副館長・菜穂は、
出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。
妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、
気分転換に出かけた老舗画廊で、
一枚の絵に心を奪われる。
強い磁力を放つその絵の作者は、
まだ無名の若き女性画家だったのだが・・・・・・。
彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と
凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。
(文庫版表紙カバー裏より)


先ずは、篁という読みにくい。
普通に高村とかでいいじゃない。
(え、そこから?😂)
さらに、無名の女性画家白根樹。
樹を「たつる」と読ませるのも。
はじめのうちは何度もルビのところに戻って
あ、たつるか・・・
そのうち、ジュでいっかーとか💦
ワタシの場合、ストーリーに入り込むほど
こういうのが結構ストレスになるので苦手です。
名前はよほどの意味がなければシンプルな方が好きです。
(自らのモノ覚えの悪さは棚に上げとく)

とまぁ、あえて内容にあまり関係ないところから入りましたけど、面白かったですよ。

さっすがキューレター!
水を得た魚!
やっぱりマハさんはアート小説が一番しっくりくるし一番好き。
しかも今回はルソーやピカソやゴッホではなく日本画。
舞台は京都。
これまでとは雰囲気も違っています。

実際に絵筆を握る人にスポットを当てるのではなく
その絵に魅了された主人公の執念のようなものがすごいね。
菜穂が青葉の絵を見て「刺された」って表現をしていますが
これってすごく分かります。
まさに💘状態、心射抜かれる。
その心模様と同時進行で描かれる京都の四季。
これまた素晴らしい。

後半からは人間関係がチョイ、どろどろ。
さらに終盤では実は親子じゃなかったとか
もっと驚いたことには樹は話すことができた149.png
とか、
まーいろんな要素がてんこ盛りでバタバタ収束しちゃったのが残念。



「異邦人」と書いていりびとと読ませてますが
京都以外の土地で生まれ
京都にやってきた人を指す言葉だそうです。
なーんとなく閉鎖的で敷居の高い京都らしい言葉ですが
そのいりびとの目に映る京都の四季、文化、言葉・・・
それらの描写がすばらしい。
目に浮かぶ。
もう、思いっきり
そうだ!京都へ行こう!
見たい!祇園祭!の宵山に屏風祭!
てな気持ちが湧き上がる。

そんな事をインスタで話したら
お友のキミドンさんが「あんな親戚の家で一夏過ごしたいと」😂😂
確かに!深く同感。
てか、登場人物セレブばっかね。

あ~、鷹野せんさんのお宅に長逗留したい。
けど、
「わてにだけ、ゆうんは、どなたさんかご一緒にお気がねのうおこしやす、てゆうてはることえ」
こんな変換難しすぎて単純江戸っ子にはムリ(^O^;)
かっこいいけど。





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by norimaki24 | 2018-06-12 20:50 | BOOK | Comments(0)

好きなことだけ全力投球「読書と旅とBIGBANG」を合言葉に日々の出来事を綴ります。旧ブログはhttp://non2.exblog.jp/


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