📕「プリズンホテル(1)秋」「プリズンホテル(2)夏」浅田次郎(#1786、1787)

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最近任侠ギャグ(そんなジャンルがあるのか?💦)
っぽいものに結構ハマってます。
そのせいもあって初期の浅田作品でありながら
一度も読んだことのなかったシリーズ手に取りました。
期待通りの面白さでした。

浅田作品、そんなに多くは読んでいませんが
「蒼穹の昴」との差がありすぎ😂


『奥湯元あじさいホテル館内のご案内』
御注意

一、情報収集には万全の配慮を致しておりますが、不慮のガサイレ、突然のカチコミの際には、冷静に当館係員の指示に従ってください。
一、客室のドアは鉄板、窓には防弾ガラスを使用しておりますので、安心してお休み下さい。
一、貴重品はフロントにて、全責任をもってお預り致します。
一、破門、絶縁者、代紋ちがい、その他不審な人物を見かけた場合は、早まらずにフロントまでご連絡下さい。
一、館内ロビー、廊下での仁義の交換はご遠慮下さい。



扉ページを開いてすぐのご案内読んだだけで
もう吹き出しましたよ。

主人公は極道小説で売れっ子作家になった、木戸孝之助。
孝之助の死んだ父の弟・木戸仲蔵はヤクザの大親分。
その仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーに。
招待されたそのホテルは任侠団体専用。
人はそれを「プリズンホテル」と呼びます。

名門ホテルから引き抜いた熱血ホテルマンの花澤支配人
同じく天才シェフの服部
不法滞在のフィリピン従業員たち・・・
一応カタギはそれだけであとは一家の人間ばかり。
不思議ホテルで繰り広げられるドタバタホロリ。

『夏』バーションでは
多彩な登場人物の多彩な生い立ちや経歴披露に重きが置かれてます。
作家の孝之助がやたらと女や子供をポカポカ殴り
ブス、デブを連呼するのがとても気に入らない。
なんであそこまでパワハラ主人公にしちゃったのかな。
普通ならそれだけで読む気が失せるのですが
それでも余りある個性豊かでステキな登場人物のお陰で
なんとかスルーできてますが。

だからこそ仲蔵親分のカッコ良さが際立ちます。
義理人情に厚くて真面目なヤクザさんたちの姿に愛着がわきます。
花澤支配人もとてもいい。
偶然訪れた客との絡み合いが実に面白いです。


そして『秋』バージョンでは
あろうことか、任侠大曽根一家ご一行様と
警視庁青山警察署の慰安旅行団御一行様が同時宿泊。
他にもいわくありげな元アイドルや、
指名手配中の盗人も交え大騒動勃発。

支配人の息子のツッパリ坊やがどんどん良くなる。
万年巡査部長のナベ長さんにホロリとさせられました。
孝之助は相変わらずだけどちょっとはましになったかな。



年内に冬と春も読みたいところですが
待ち人は少ないけれど蔵書も少なくて(¯―¯٥)
こっちは年明けかなぁ。
でも楽しみ~🎵



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by norimaki24 | 2017-12-11 20:31 | BOOK | Comments(0)

好きなことだけ全力投球「読書と旅とBIGBANG」を合言葉に日々の出来事を綴ります。旧ブログはhttp://non2.exblog.jp/


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