📕「微笑む人」貫井徳郎(#1746)


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またまたこのところの本のチョイスが大正解で
何を読んでも面白い。
何してるよりも楽しくて、📕の🐛となっております。

この本もね、面白いんですよ。
というか、わけの分からない怖さがあるんです。



読書大好き男・仁藤。
本は買う派(ここ、norimakiと違います、でホッ)。
おまけに読んだあとも手放せないタイプ。
売ったり捨てたりなんて、とんでもない。
そりゃ本が溜まるわ。
本棚には納まりきらず、床の上などに並べておいてみたけど
自分の美意識が許さない。
おお❗ そうだ💡
妻子がいなくなれば部屋が空くじゃないか。
空いたところに本が並べられるじゃないか。
だったら迷わずデリート。

えっ?そんな理由で?
そう、そんな理由で仁藤は妻子を殺害してしまった。。。
と言い張るんですよ。


こんな事件に興味を持ったのが小説家の『私』
これをもとにノンフィクションを書こうと思いました。
仁藤を知る人々と会って、取材するものの
誰に聞いても、仁藤の評判は「いい人」と言う言葉しか出てこない。
常に微笑みを絶やさないオトコ。
見栄えよし、スタイルよし、仕事はできる、温厚、冷静。
理想のオトコ、理想のダンナ、理想の上司、理想の同僚。
だから、あれは冤罪じゃ? なんて疑惑も生まれる。


ところが『私』は気づいちゃったんですね。
過去に遡ると、彼の周辺では不審死を遂げた人が複数出てくるのです。
どれも決定的に仁藤が関与したという証拠はないんですが
何だか怪しい。
するとね、出てきましたよ。
Perfect仁藤を胡散臭い目で見てる人も。

このあたりがすごく面白いんですよ。
リアリティがあって、どうなるの?どうなるの?
仁藤はやっぱり悪いやつ?



ところが!


ここからネタバレありますので要注意





結論が書かれてない。
オチがない。
ヒェ~~~驚愕のラストってこの事?
ビックリしましたねー。
なんじゃこれは!でした153.png 153.png 153.png
普通のミステリーとして読んではいけないミステリー小説でした。

結局貫ちゃん(大好きだから愛をこめてこう呼ばせていただきたい)が
書きたかったことって
事件の謎解きとかじゃなくて
人は他人のことをどれだけ知っているのかってことだったんですね。

そういえば、プロローグでこんな一文がありました。

「本書は、仁藤と関わりのあった様々な人の証言を元に、
彼の背景と過去を再構成せんと試みたものである。
だが、仁藤を巡る疑惑に快刀乱麻を断つが如き解決があると
期待して手にした読者がいたら、
それには応えられないことを先にお詫びしておく」

実際の事件には、必ずしもミステリー小説のような
誰もが納得行く動機や結末があるとは限らないのかもしれません。

今、隣りにいる人が仁藤のような人であっても
その正体を知るすべはない。
知ったときは、事はもう起きてしまっているのだから・・・

いやいや、ミステリー的にはスッキリしないもやもや感がありますが、
よくよく考えるとジワ~っと地味に怖いお話ではありました。

貫ちゃんに騙されちゃいました。

☆:;;::;;:*:;;::;;:*:;;::;;:☆
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by norimaki24 | 2017-06-30 20:53 | BOOK | Comments(0)

好きなことだけ全力投球「読書と旅とBIGBANG」を合言葉に日々の出来事を綴ります。旧ブログはhttp://non2.exblog.jp/


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