📕「阿蘭陀西鶴」浅井まかて(#1734)

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まかてセンセ、裏切らないわぁ。
面白かったし感動しました❣


江戸前期を代表する作家・井原西鶴。
彼の娘おあいは、盲目の身ながら、
亡き母に代わり料理も裁縫もこなす。
一方、西鶴は、手前勝手でええ格好しぃで自慢たれ。
傍迷惑な父親と思っていたおあいだったが、
『好色一代男』の朗読を聴いて、父への想いが変わり始める。
小説を読む歓びに満ちた、織田作之助賞受賞作。
(文庫本表紙カバーより


もう大昔過ぎて記憶も曖昧ですが
ラジオの深夜放送の朗読で聞いた「好色一代男」。
井原西鶴と言えばそれぐらいしか知りません。
なのでどこまで史実に基づいたお話なのかもよくわかりません。
ただ、彼の作品、および盲目の娘がいるという事実をもとに紡ぎ出された
まかてさん流の物語として十分堪能いたしました。

父親のやることなすことに嫌気がさすし、恥ずかしい。
どんな殊勝なことを言っていようと
女房子供に縛られることなく自由気ままに行きていきたいと思うが本音。
おあいは西鶴という男をずっとそんな父親だと思っていました。
それが、「好色一代男」を書き始めたころから少しずつ見方が変わってきます。
思えば二人とも愛情表現が下手過ぎたのかも。

西鶴という天才作家の伝記であると同時に
親子の人情小説としても楽しめました。
ずっと下戸だったと思っていたのに、
それはお父はんの願掛けだったという、
意外な秘密も感動的でした。

プラス、おあいの作る料理がいちいちおいしそう。
料理の描写もよくできています。
あの時代の冷やし飴、パッピンスなみにおいしかったんでしょうね🍨
食べてみたい。


そうそう、脇を固める登場人物もキャラがたっていきいきと描かれています。
役者の辰彌と椀久の話は壮絶かつ切ないけれど。
そういえば椀久こと椀屋久兵衛
norimaki去年明治座で尾上菊五郎の素晴らしい踊りを見たんでした。
先にこちらを読んでいれば
もっと興味が持てたのに。。。
参考→★★★

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by norimaki24 | 2017-05-12 20:46 | BOOK | Comments(0)

好きなことだけ全力投球「読書と旅とBIGBANG」を合言葉に日々の出来事を綴ります。旧ブログはhttp://non2.exblog.jp/


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